2011年8月17日水曜日

展示空間作り。
自分のところでの展示って思いのほかムズイ..。
どういうわけか片付ければ片付けるほど空間のグルーヴが減ってゆく。
おそらくきれいになったり整頓されたりするとほかのあらが見えてきて
そのあらを消してまた出てきたあらを消しての繰り返し。
結局ホワイトキューブになってしまうわけだ。
そんなわけであるポイントごとに片付けを放棄する事にして
ごちゃごちゃしたところを生かしつつ空間を作る方向で決まる。
なんやかんやで場所決めに1日かかってしまった..。
結果は後日。


2011年8月16日火曜日

(写真:新作ドロッピカ)

ドロッピカを製作中。
「なぜ今この作品か」という事は後々ステイトメントで
語るとしてちょうどレジンキャストでいくつか実験して
みたい事もあったため。
キャストって面白いんだけどもろもろの材料が結構高い。
特に色を付けようとすると一色7〜800円する色材を
用意しなければいけないので出費もバカにならない。
しかし調べてみるとどうやら「マジックインキ」で代用
できるらしいのでそれの実験。

実験項目
●マジックインキによる色づけ
●シリコン型の耐久性、寿命を延ばす型の制作
●気泡の除去

などなど。
結構面白いデーターが取れたので取り急ぎ記録しておく。

(写真:ポリッシュ後のドロッピカ原型)

シリコン型の剥離性を重視するために原型は
ものにもよるがつるピカにする。
写真の原型はコンパウンド仕上げ(細目)。


粘土に埋める。
合わせ用ポッチはΦ5くらいできれいに付けるべき。
あとあとこれがもげるとレジンが漏れるので。
今回は絵筆の柄部分を仕様。適度に面取りされていて
良さそうだったため。


型完成。
湯口はΦ5無垢棒を粘土に埋めて取った。
なぜならそこを後からカッターで加工すると
その部分から型が荒れてくるからである。
基本的にシリコン型の合わせや湯口に
角を作らない方がベターだ。



今回は115体制作。
マジックインキは黒赤緑黄橙紫ピンクを使用。
1キャスト30グラム、1,3,6,9,15滴インクをたらす。
レジンは2kg×2弱使用。

という事でがんがん抜いていく。
A液にマジックインキを投入し撹拌。
その後B液を混ぜて撹拌し湯口に差していく。
ちまたではマジックインキの詰替用を仕様するのが
スタンダードらしいが一色¥300くらいしたので却下。
今回は本体を用意し中の綿をペンチで抜き取り
残ったインクを仕様。
結構十分な量が取れるうえに一色97円。


最初の2,3個くらいまでがつるピカでそれ以降
表面が曇ってくる。
この形で型の耐久性は50個前後。だいたいそのあたりで
湯口が裂けたりポッチがもげたりレジンがはがれなくなったり。


撹拌に関しどうやら割り箸など繊維質な素材で
混ぜると気泡が入りやすい。撹拌棒なんかを使うと
良いがどうやってもレジンが固まって鍾乳洞状態
になってくるので何も使わずに理科の実験風に
カップを手首でまわして混ぜてみた。
これが実は最善の方法かも。ダイブ気泡が消えた。
まだ若干気泡が残るのはおそらく湯口投入の際。
もう少し湯口は改良の必要がありそう。

という事で

●マジックインキによる色づけ
→成功。青だけ出ない。
●シリコン型の耐久性、寿命を延ばす型の制作
→湯口とポッチはきれいに作る。
●気泡の除去
→撹拌に棒は使わない。遠心力で混ぜる。
「チャプン」とさせない事がミソ。

こんなところ。
いやーやっぱり技術は奥がふかい。
という事でレビュー終わり!





2011年8月14日日曜日


という事でオープンアトリエ開催します!
今回の作品のメインは「KIMURA工場」!!そして2Fに移転してきた
「ハイパーニット研究所」!!
だいぶリホームも進んだのでお披露目もしつつ普段日の目をみない
作品なんかも出してみようかと思います。
みんなきてねー。



●オープンアトリエ2011

会場:東京KIMURA工場 197-0003 東京都福生市熊川279-1,野島貸店舗5

日時:8/20

時間:13:00~18:00

最寄駅:JR青梅線 拝島駅

入場無料


2011年8月10日水曜日

(写真:店先補修)

8/20にオープンアトリエなるものを催すため
停滞していたプロジェクトリフォームを再開。
といっても内装や小物を追加する作業なので
前回のような劇的アフターとまではならない。
主な作業は前回のリホームのメンテナンスと
文化グッズの追加である。
●店先はへこんでいたのでコンクリートで補修。
これはハイスクール以来の作業で少し懐かしい。
●毎回在宅であるにも関わらず宅急便不在伝票が
投函されているためドアホンを追加。
そのうち詳細を書こうと思うが19世紀的なデザインが
気に入っている。
●10W電球とソケットが大量に余っていたので
全てぶっつなげただけのシャンデリアを制作。
なかなか面白いデザインになったが約100個、
合計1kwとなるがこのご時世大丈夫なのだろうか..。
一応点滅球なので起動時以外は半分以下とおもう。
●あと何となくガーデニングを開始。


(写真:黒電話のベルで作ったドアホン)

(写真:シャンでリヤ)

(写真:シャンデリヤ点灯)


(写真:ガーデニング)