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(写真:ボデー仮組み)
大枠は出来て来た。
しかしアクリルってのはナンだな。
かなり気を使うから苦手だ。
穴あけも切り出しも磨きも
全ての行程で傷が入るから困ったもんだ。
最近では皆さんレーザーカットで
済ますみたいだけどウチにはそんなものない..
それにレーザーに依存し始めると形が
それっぽくなってしまう(気がしてる..)。
最近の工業製品は近代マシン加工による
モノが多くて形がにたりよってるところも
否めなく、結局合理化を追求するとだいたい同じ
形に落ち着くのである。
一つの手段、選択肢として近代マシンを使えるくらいの
余裕が持てたら使っても良いかな、
なんて考えながらガシガシとヤスリをかけるのである。
レトロデザインを賛美するつもりは全くないのだが、
限られた選択肢の中で出来上がる至高のデザインという
ものはきっと職人による鮮やかな工夫やセンスの賜物でいて
このあたりの話しは今和次郎氏の「ブリキ屋の仕事」に
詳しい。関係ないけどやっぱり「パナソニック」より
「ナショナル」の方が自分としてはしっくり来る。
まあそれはまた今度じっくり考えるとして、今回の「歌う扇風機」。
今回のキモはモーターの「メカノイズ」でいて
普段静かなモーターは結構探すのだがうるさいモーターを
さがすということは始めてだ..。
ていうかうるさいモーターをさがす人なんていないようで
全然情報がない..。
というわけで経験上今まで一番うるさかったモータ
「タミヤRS-540スポーツチューン」をチョイス!
(田宮さん、ディスってるわけではないです。)
しかプロペラが大きすぎてイマイチモーターがトップスピード
に到達しない。プロペラをつけなければ相当にウルサい..(ディスってない。)もっとうるさくないと楽器として成り立たないわけだ。
うーん、ギアボックスを入れるかな。しかしこの作品写真映りわるいな..
最近人に会いまくり。
こんな辺境の地にいるにも関わらず
ここ数日山のように打ち合わせがあった。
4月になると仕事が増えるのはだいたい例年どおり。
そろそろ本格始動してみる。
学研「大人の科学」で8bitマイコンが出るらしく
それの作例を作る事に。
Ardinoと完全互換のJapaninoなる今回の基盤。ほかの面々をみるとMake;な方々ばかり...
こりゃあ面白そうだと作る事になりましたが。
しかしですよ、恥ずかしながら私はそれを
扱った事がない..というか現物初めて見た。
だいたい機械屋の自分がコンピューチングを
扱うなんておこがましいにもほどがある。
ということで10年来の師匠、
久世さんとコラボレーションする事に相成りました。
何せ久世さんは自他ともに認める「プロ」だ。
こいつはわくわくする。
きっとバカ機械屋の要求も持ち前の腕前と優しさで
すんなりカバーしてくれる事だろう。
いやー楽しみ。ということで製作開始。
それはそうと最近眠れない..
逆転しているわけでもなく眠いのに
眠れないわけである。
何となく理由はわかっている。
今進めているプロジェクトたちが
今から考えても楽しみでならないからだ。
その上企画を考えたりちょっと紙を切り抜いたり
などのデスクワークが多く体は全然疲れていない、
脳だけがギンギンという状態がきっと原因。
別に逆転しようがかまわない生活であるが、
なるべくならお天道様と同じ生活がしたい。
という事で今日はアガります。
(写真:メカニズムの辞典)
Pクラフツ完成!
結局また4足になってしまった..
でも動きはなかなか良い!
mini KIMURAにくらべ跳ねるような動き。
そのうち発表します。
今のところ2次元リンクしか使ってない。クランクのカムという制約上構造が
だいぶ決まって来てしまうんですよね。
やはりここは3次元デビューすべくもう少し
リンクの認識を増やそうと思い買ってみた。
浅川博士著,機械バカのバイブル!
「機械の素」の現代版!!「メカニズムの辞典」。
ここいらで先人の教えを
乞うてみる。というか今更...
普通一家に一冊あるべきだよね。この著書。
それと久しぶりに士郎先生に会いに行った。
最近行っているプロジェクトに著作権やその他の
知識が必要と判断した為意見を聞きに行くべく
様々な伝説をもつ氏の経験と認識を
ぜひとも聞きたかったのである。
なかなか面白い話しを聞く事が出来た。
それよりも印象深かったのは氏の変わる事なき偏屈さである。
第一声の「何しに来た?」の一言もさることながら
芸術家として、事業化としての姿勢には目を見張るものがある。
自分の作品を守る事への知識、姿勢、プライドなどなどの
アーチストとして最近自分がやろうとしている事の
先人がここにいた、と思った。
というより偏屈な作家が生きて行くにはこういうこと
なんだろう。そんな事を士郎先生の話しを聞いていて感じた。
勉強になりました!
(写真:試作機たち)
試作進まず。
いやーなかなか進まん。
というか全くの平行線..
モチーフを決めると修羅りそうなので
イモムシ型にとらわれるのはやめよう。
そうだよ君、妖怪を作るわけだよ。
と考えると幾分か楽になる。
一つ思いついたのでまた明日試作。
うーん、かなり苦戦の予感。
新たなPクラフトを試作中。
ゼンマイシリーズはこれでようやく3体目。
今度のモデルはKIMURA史上初の
無足歩行(?)イモムシ型にしようと考えている。
うまくいくかは不明..
図面を引いている限り動きの想像がつかない。
明日から本格試作予定。
(yngdさんの看板)
いろいろやってる..
日誌は滞りがちだが作業は珍しく調子が良い。
先日の海外向けムービーはなんとか完成。
それに付随して英語版カタログも製作。
英語版カタログはなんだか自分で作ったような
気がしないほど面白い出来。これを作っている最中、どういうわけか
いろんなことが見えてきた。いつも見慣れた作品が全く別のものに見えてくる。
普段日本語にまみれた作品群が英語にまみれたとき
その作品を完璧に客観視できることがわかった。
自分の作品に対する哲学は何年もかけて
構築と再構築を繰り返すのだが、その際に
何となく言葉のカスのようなそんなものが
まとわりついていて時が経てばたつほど
そのカスに埋もれて本質がつかみづらく
なってくる。要は今まで言葉に頼りすぎて
いたのかもなと思った。
知らないうちに物体より言葉にとらわれ
すぐそこにあるものに盲目になっていたのかも。
今、かなりいい調子でやるべきことが見えている
気がする。とりあえずは7月までが勝負。
7月からみんなをニヤっとさせるモノができる
かも知れない。
そういえば写真はレストア依頼をうけたyngdさんの
看板。
それと"AboutKIMURA movie"(部分)
http://www.youtube.com/watch?v=PrTQddA67jM
映像が仕上がらん..
表現力の足らなさが完全に
明らかになっている。
というより全体的に表現力が
足りない。うーん..