2009年2月2日月曜日


(フォテト フレームとスポーク仮組み)

まだドキドキしている...
WAKAO氏の作品「フォテト」大体完成。
と、いうかナニ?この作品の妖気...
ネタバレするので写真は控える事にするが
ちょっとビビっている。モチロム自分の作品で
は無いわけだし仕事として一人の作家の作品を
技術的に手伝ったにすぎない。しかしこいつの発する
魔術的オーラは正直自分の手からつくられたとは
信じる事が難しい。
何て言うかこの作品に働かされた感じ...
ガウディ建築にも見たあのぐんにゃりとした妖気を
この作品からもびしびしと受ける。こいつはマイッタ。
普段自分の作品を作るときに感じるのは(主に最終段階)
「無敵感」。(自画自賛するようで少々気が引けるが)
なんとなく自分の中で発表できる水準の作品には
どこに出しても無敵!といったオーラを感じていた。
ポジティブでいてカッチり生命力が滲みだす印象。
そういうものが感じ取れたとき「よし、発表できる」
と自分の中でGOが出るわけである。
いままでそういうスタイルでものを作ってきて
技術屋冥利に尽きるぞこれわと悦に浸っていた。
自分のモノ作りはそういうもんだと思っていたが
どうやらちょっと違ったみたい。
この作品は無敵感ではなくすごく繊細なバランスの
上に成り立つようなギリギリの緊張感をもっている。
バン・アレン帯のような...
でもどっしりと坐っていてどんなに遠くからみても
それとわかるくらいの
存在感も併せ持ち
堅牢なくせに繊細というコニクタラシさ!
ガウディの建築にもたしかそういったものを感じた。
こんな造形作れるときがくるなんて...
本当に生きていて良かったと思うわけです。

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