2009年11月14日土曜日

最近始めて使う素材、技法が多い。
だいたいやるぞと決めてからネットで
いろんな人のブログやらウェブサイトやら
を調べまくるわけだがホント便利な時代だな
と思う。こう見えて幼少のころはたいそうな
マニュアル人間で説明書が大好きだった。
ラジコンを作るときもプラモデルを作るときも
三回くらい熟読して作業の流れをつかんでから
じっくりと組み立てを始めるのである。
いくらトリッキーな技法があっても何て事は無い
頭の中で手順は組み上がっているのだ。
ハイスクール時代もその流れは健在でギターで
何かをコピーするときも楽譜を熟読し寸分違わぬ
正確さでCDとユニゾンし悦に浸る、という感じ。
大学くらいからようやく工夫というものを
覚えたらしくアバンギャルドな手法を自分で考え
実行するスキルが身に付いたように思う。
前置きが長くなったがいつもネットにある情報に
助けられたりしているので新しい素材、技法は
ブログにあげてこう、と思ったわけです。
という事でログ。


(写真:ラテックス実験 無題)

石膏型でラテックス実験。
真ん中:スカルピー原型(レア)
左:クオー・ユー化成社 L-5000
右:
クオー・ユー化成社 LA-LATEX

型はアンダーカットがあるとだいたい破壊される模様。
こいつも然りで原型とキャスト品が同じ形かもうわからず。
5000は固めで厚塗りが可能。LAは薄くしなやか、耐久性は
期待できなそうである。積層する際になるべく薄く何度も
塗る事が時間短縮に繋がりそう。
このラテックス石膏から離れないで有名らしいけど
石鹸水を塗布しておけば以外にはがれますな。
シリコンでもいけそうなので本番はシリコンだな。
「うす塗り何度も」がキーワードになりそう。

もう一つ。
アクリルの熱成形をやってみた。
前々からやってみたかったのだが今回石膏を入手した事で
トライ。まずは原型を作り石膏のオスメス型をつくる。
底はフラットにしないとすぐ割れるから注意。
サイザルは入れた方が良いらしい。今回なかったので
工場用ティッシュをちぎって入れておいた。
きっとやさしさは伝わっただろう。


(写真:石膏強制乾燥)

(写真:ネル地を貼付け)
ネルをスプレーのりで貼付け。77で十分。
しわが出来たらはさみで切れ目を入れて平滑にする。
ノリを付ける前に熱を加えながら合わせて型に
ぎゅむぎゅむおすのがベターみたい。
このネルがおそらく熱成形の鍵。こいつでおすと
繊維あとは愚かキズ一つつかない。
当ててよし、置いてよし、押してよし!
こいつは一家に一枚あっても良い。


アクリルをあぶる。
とりあえずストーブで直火。まるでするめのように
反り返るこの素材はアクリサンデー社強化アクリル
透明1mm厚。気泡が出づらく透明度も損なわれづらい
ようである。ただし、いくら熱を加えても少々
固め。
あとは型において上からぎゅむぎゅむ押すだけ。
いっきにいくと致命的なしわがよって修正できなくなるので
最初は弱く、中心を貫く感じ。多少のしわはあぶり直せば
OK。
おそらくアクリルの種類によって性質が違うので
この辺は実際にやらないとわからないだろう。
いろいろ注意点はあったけど一番は火事とやけど
だな。安全第一。

(写真:という事で完成!)
これから切り出して仕上げるわけであるが
成型品買うより安上がりだな。球ならまだしも
これはいろいろな形が作れるメリットがある。
型制作に¥2,000位だし大量生産ものにしては
手軽で早い!

という事でダイブ長くなってしまった。
いやーこいつはガッツのいる作業だな。みんな
偉いヨ、ちゃんとログにする何て....
まあ、そのうちまた。
という事でまだまだやることがある。
毎日ひとりワークショップ開催してます。
いつでも参加可能なのでみんな来てね!
(とか言ってみるけど誰もこないだろな..)


2 件のコメント:

39 さんのコメント...

毎日いくいくー!っていうか作ってほしいです。私の技術のなさには凍りつく(笑)というか作ってくれてありがとう。さすがだね、ありがとう。楽しみ★

σζσ さんのコメント...

おー。箱折ってくれー